こんにちは、しげもん(@shigemon1227)です。
大阪の創新テック株式会社さまと連携しまして、FDM式3Dプリンターのフィラメントの販売を開始いたしました。
造形しやすいPLAをはじめ、カーボンファイバー、PETG、軟性フィラメントなどをラインナップしています!
※対応機種は市販のノズル温度設定が可能なFDM機種であれば造形できます。
PLAフィラメントは24色でカラーバリエーションも豊富です!
今回は少し変わったカーボンファイバー・PETG・軟性フィラメントを紹介いたします。
カーボンファイバーフィラメント
カーボンファイバーフィラメントは名前の通りカーボンファイバーを含んだフィラメントです。
PLA素材より割れにくく丈夫なため、強度が必要な造形物に適しています。
アウトドア用具やカメラアクセサリー製作などに活用いただけるかと思います。
今回はFLASHFORGE Adventurer3でテスト造形してみました(以下のPETG・軟質フィラメントもAdventurer3で造形しています)。
テストということで純正スライサーのFLASH Printのプリセット設定で造形してみました。
フィラメントの最適ノズル温度は210〜230度ですが、プリセットでは210度ですのでそのまま試してみました。
以下はテスト造形したオブジェクトの画像です。
プリセットの温度設定で問題なく造形できましたが、機種によって異なる場合もあるかと思いますのでテストプリントは必要かと思います。
こちらはAdventurer3用のフィラメントホルダーです。
今回紹介しているフィラメントはFLASHFORGE純正では無いため、Adventurereの本体内に収納することはできません。
よって、Thingversよりフィラメントホルダーデータをダウンロードして造形してみました。
こういう強度と剛性が必要なパーツの造形にカーボンファイバーは適していると思います。
こちらはプリセットの高精細を設定してプリントしたものです。
造形の乱れもなく綺麗に積層ができています。
ここから造形を極めていくには速度パラメータなどを追い込む必要がありますが、プリセットでも十分綺麗に造形されています。
PETG(ペットジー)
PETGでも造形していきます。
PETGはペットボトルの原材料に添加物が加わったもので、イメージ的にPLAよりのABSといった感じです。
ABSよりも造形がしやすいため人気が出てきています。
こちらは最適な造形温度が220〜250度となっており、通常のPLAよりも温度が高めです。
こちらもFLASH Printのプリセットで造形しましたが温度設定を変更しました。

ヘッド温度230度で造形しました
Adventurer3ではノズル温度を240度までしか加熱できないため、スペック上少し温度が足りないのですが、ノズル温度230〜235度への設定で造形は可能でした。
軟性フィラメント
軟性フィラメントは造形後に力を加えるとゴムの用に曲がる性質を持ちます。
リールに巻かれたフィラメント自体がゴムのような触感です。
造形最適温度は190〜230度ですのでこちらもプリセットの210度で造形しました。

力を加えると変形します
タイヤをプリントしてみました。
力を加えると変形しますが、元の形状に戻ります。
そこまで柔らかいわけではなく弾性がある素材です。
素材自体が柔らかいため造形中の振動で造形物がブレやすくなります。
よって、サポート材を少し多めに付けることで安定して造形できるかと思います。
品質・価格・種類・入手しやすさ
3Dプリンター用フィラメントは数多く販売されており、安価で入手できるものも増えていますが、どれを選んで良いかわからないのが現状です。
Amazonなどで販売されているフィラメントは安いものも多いのですが、安価なフィラメントは折れやすかったり、造形時にダマになったりするものもあり、造形中のストレスになります…。
また、良いフィラメントを見つけてリピート購入しようと思ったら販売中止になっていた、ということもありました。
そういう状況を避けるべく、「品質・価格・種類・入手のしやすさ」を考慮し、販売させていただきました。
価格は1リール(1000g) 2500円(税別)から販売中です。
是非一度お試しください!